魚の目は足の裏にできる皮膚疾患の一種で、正式名称を「鶏眼(けいがん)」といいます。
皮膚の一部が円形に硬くなり、真ん中に芯がある様子が魚や鶏の目のように見えることからそう呼ばれています。
魚の目の正体は、皮膚の表面にある「角質」が厚くなり、皮膚の内部にまで食い込んで成長したものです。皮膚の内部に侵入した角質は硬い芯を作るため、魚の目ができると神経が圧迫されて痛みを感じます。
魚の目は、主に「皮膚への刺激」が重なることで発生します。
サイズが合わない靴を履き続けたり、ハイヒールなど足への負担が大きい靴を履いていたり、変な歩き方をしていたり…というのが主な原因です。靴や歩き方が直接的な原因となっている場合が多いため、魚の目が足の裏以外に発生することは極めて稀です。
年齢に関係なく発生する可能性のある魚の目ですが、大人に比べると子供は魚の目にかかりにくいとされています。魚の目は角質が硬く厚く変化したものですが、幼い子供の足裏は皮膚が柔らかいため、角質が芯を持つほど硬くなる可能性が低いからです。
もしも魚の目ができたら、ただちに対処するよう心掛けてください。なぜなら魚の目は、放っておいても自然治癒することが無い症状だと言われているからです。
それどころか、痛みのある魚の目を放置したことによって歩き方がおかしくなり、また別の部分に魚の目が増える可能性すらあるのです。
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芯が深くない魚の目は市販薬で治療できる
魚の目は自然治癒する可能性が極めて低い症状です。皮膚の内部まで硬い角質が食い込んでいる状態なので、この芯を取り除くまで痛みが治まることはありません。
魚の目の治療は皮膚科などの医療機関で行うことも可能ですが、そこまで重症でなければ自宅で対処することも可能です。基本的に芯が皮膚表面から浅いほど対処が簡単なので、魚の目ができたら早めに対処することをオススメします。
自宅で魚の目の治療を行う方法ですが、街の薬局やドラッグストアでも簡単に手に入る「市販薬」を使うのがよいでしょう。
魚の目の治療に使える市販薬は各製薬会社から販売されており、自分で手軽に魚の目の治療を行えるため昔から多くの人々に愛用されてきました。
市販薬は使い方も簡単で安全性も高いため、よほど状態が悪化していない限りはわざわざ皮膚科を受診することもないでしょう。
魚の目の市販薬の正しい使い方
魚の目の市販薬には、大きく分けて2種類があります。
- 液体タイプ
- 絆創膏タイプ
どちらも薬局などで簡単に手に入り、自分で魚の目の治療を行うことができる便利な市販薬です。
効き目には大差ありませんが、液体タイプと絆創膏タイプにはそれぞれ一長一短がありますので、どちらを選ぶかは好みで決めて構いません。
ここでは、魚の目の市販薬の正しい使い方と、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
液体タイプ
魚の目やタコなどの原因となる硬い角質を柔らかくするための成分を含んだ液体です。
薬液を塗るためのブラシや綿棒が付属していることが多く、1日に数回のペースで患部に薬液を塗って治療します。
個人差はありますが、薬液を3~4日間塗り続けると魚の目が白く変色し柔らかくなってきます。
この状態の角質は簡単に剥がれるため、表面を少し剥がして芯を見つけ、ピンセットなどで優しく取り除きましょう。魚の目は芯を完全に取り除くまでは何度でも再発するので、完全に取り除けるまで繰り返し薬を使用します。
液体タイプのメリットは、薬液を直接患部に塗れるので有効成分が浸透しやすいという点です。
デメリットとしては、1日に数回塗る必要があるため絆創膏タイプに比べると手間がかかってしまうという点が挙げられます。
絆創膏タイプ
絆創膏タイプも、成分自体は液体タイプとほとんど変わりません。
違うのは、液状ではなく固形状の薬剤が絆創膏の表面についているということです。
絆創膏タイプは、魚の目に直接貼り付けて使用します。
製品によっては貼ったままで入浴も可能なので、魚の目に貼りつけたまま2~3日は生活できます。薬剤を常に魚の目に押し付けている形になるので、液体タイプと違って薬の塗り忘れミスも無く、安定した効果が望めます。
絆創膏タイプのメリットは、何度も薬を塗り直す必要が無いので手間がかからないという点です。
デメリットは、絆創膏が剥がれたりズレたりする可能性があることで、剥がれたことに気付かないまま過ごしてしまう恐れもあるということです。
絆創膏タイプを使うときは、剥がれないように専用の固定テープを使ったり、テーピングなどで補強するなどの対策が必要です。
魚の目の市販薬の主要成分って何?
魚の目の市販薬に使われているのは「サリチル酸」という成分です。
サリチル酸には角質軟化作用があり、塗った部分の皮膚は徐々に腐食して柔らかくなっていきます。柔らかくなった皮膚が再生しようとする働きを利用して、魚の目やイボの治療に使われる薬剤です。
サリチル酸が含まれた市販薬を使うときに気を付けたいのは、健康な皮膚も腐食させる可能性があるということです。患部に適確に塗れば問題ありませんが、誤って健康な皮膚に塗ると、溶かさなくていい皮膚まで腐食させてしまいます。
サリチル酸によって腐食した皮膚は時間の経過と共に自然治癒しますが、一時的に肌荒れの原因になる可能性もあるので使い方には充分に注意しましょう。塗りすぎが怖いという方は、薬剤が呼び散る心配のない絆創膏タイプの市販薬を選ぶことをオススメします。
市販薬は子供や授乳中・妊娠中のお母さんでも使える?
サリチル酸を含んだ市販薬は、やや刺激が強いため使い方には注意が必要です。用法・用量を守っていれば健康な大人は特に問題なく使用できますが、一定の条件下にある方には使用できない場合があります。
最も注意すべきは、妊娠中のお母さんです。
スピール膏などを製造しているニチバンは、サリチル酸を含んだ薬品について「妊娠中の使用は控えてください」と明言しています。外用薬として使用する分には問題ないと言われていますが、サリチル酸を内服した場合には胎児に奇形が及ぶという報告があるためです。
妊娠中の使用は控えるべきサリチル酸ですが、産後であれば特に問題ないとされています。サリチル酸によって影響があるのはあくまで胎児だけなので、授乳中や子育て中のお母さんなら問題なく市販薬を使用できます。
また、ニチバンは子供に使用する場合の注意喚起も行っています。
子供がサリチル酸入りの市販薬を使っても健康に被害は及びませんが、サリチル酸を含んだ市販薬は稀に「痛み」を感じることがあります。そのため、自分で「痛い」と意思表示ができる年齢の子供なら、サリチル酸を含んだ市販薬を使っても問題ないとしています。
薬局で手に入るオススメの魚の目市販薬5選
魚の目を自宅で治すときに役立つオススメの市販薬をご紹介します。
今回は、どこの薬局でも売られているような安全性の高い市販薬だけを5種類厳選してみました。
それぞれの特徴についても解説しますので、これから魚の目の市販薬を買いに行くという方はぜひ参考にしてみてください。
スピール膏
スピール膏は、ニチバンが製造している魚の目の治療薬です。
絆創膏タイプになっているので、数日間貼りっぱなしで行動することができます。
現在はサイズ別に「足うら用」「ゆび用」「フリーサイズ」の3種類から選べます。
薬剤を好きなサイズに切って使える「フリーサイズ」があるので、他商品では対応できない大きな魚の目にも対応できます。
また、絆創膏タイプの弱点である「剥がれやすい」という弱点を解消するため、スピール膏には固定用のテープが付属しています。
イボコロリ・ウオノメコロリ
横山製薬が製造しているイボコロリ・ウオノメコロリは、魚の目の市販薬としては国内で最も手に入りやすいもののひとつです。どちらも「液体タイプ」「絆創膏タイプ」の両方があり、症状や好みに応じて使い分けることができます。
イボコロリとウオノメコロリの2種類があるため迷ってしまいますが、実はどちらもサリチル酸が主成分の薬剤で、実はあまり大きな違いはありません。どちらも魚の目・タコの治療に使うことができ、効果にも大きな差はないと考えてよいでしょう。
強いてイボコロリとウオノメコロリの違いを挙げるなら、「ウオノメコロリはイボ治療には使えない」ということくらいでしょうか。
イボコロリはイボ・魚の目・タコの3症状に効き目を発揮しますが、ウオノメコロリは魚の目・タコの2症状にしか使えません。細かい成分の違いはありますが、使う側にとっての大きな違いはイボに使えるかどうかという点くらいです。
ちなみに顔や首にできたイボにイボコロリは絶対に使ってはいけません!その理由などは以下で詳しく説明しています。
関連記事イボコロリはどんなイボにも使えるの?顔や首にはサリチル酸が逆効果
バンドエイド タコ・ウオノメ除去用
絆創膏メーカーとして有名なジョンソン・エンド・ジョンソン社も、魚の目治療用の市販薬を製造しています。「バンドエイド タコ・ウオノメ除去用」は、痛い魚の目を保護しつつ治療を行ってくれる優れた市販薬です。
バンドエイド特有の保水性のあるパッドが水分を保持することで、よりサリチル酸の働きが発揮されやすい環境を作ります。肌色半透明なので目立ちにくく、入浴しても剥がれにくいのがバンドエイドの特徴です。
効果や使い勝手は申し分ありませんが、バンドエイドの弱点はフリーサイズが無いことです。
現在販売されているのは「足の指用」「指の間用」の2種類のみとなっています。
大きめの魚の目には対応できない可能性があるため、サイズが合わなければ他の製品を選ぶようにしましょう。
スピール液
先ほどもご紹介したスピール膏の液体タイプです。
効果のほどは絆創膏タイプと大差ありませんが、液体タイプなので絆創膏を貼りにくい場所にも使用できます。指先や指の間、関節部分などにできた魚の目には、スピール液がオススメです。
また、スピール液には「保護パッド」が付属しているので便利です。
保護パッドの中心には穴が開いており、そこから直接薬液を塗ることができるため、塗り直すときにもパッドをイチイチ剥がす必要がありません。さらに、パッドの穴周辺は少し盛り上がっているので、靴を履いても薬液が落ちにくいというメリットもあります。
ドクターショール ジェルコーンリムーバー
液体タイプのなかでは少し特殊なのが、ドクターショール社が製造販売している「ジェルコーンリムーバー」です。まるで接着剤のような容器に入ったこの薬剤は、液体は液体でも「ジェルタイプ」というこれまでには無かった形の市販薬です。
ジェル状なので液だれしにくく、患部に長く留まって効果を発揮してくれます。塗ってからしばらくするとジェルが乾燥して白い皮膜になり、その内部で有効成分が皮膚を柔らかくします。
主成分は一般的な市販薬と同じサリチル酸なので効果に大差があるわけではありませんが、塗った薬液が無駄になりにくいのが特徴です。
意外に簡単!魚の目の芯の抜き方
サリチル酸を含んだ市販薬で皮膚を柔らかくしたら、いよいよ魚の目の芯を抜いてみましょう。
最初は怖いかもしれませんが、魚の目の芯は慣れれば意外なほど簡単に抜けます。
薬剤の影響で白くなった皮膚は、表面が簡単に剥がれるほど柔らかくなっているはずです。
芯の上に覆いかぶさっている皮膚を軽く取り除いたら、その下に隠れていた芯がむき出しになります。
あとは、ピンセットを使って芯を抜くだけです。
痛みを感じない程度に、芯だけを狙って引っこ抜くのがポイントです。
上手く行けば、一発でスポンっと抜けてしまうことでしょう。
もしも痛みを感じるようなら、無理に引っこ抜く必要はありません。
もうしばらく市販薬を塗って様子を見つつ、少しづつ対処していきましょう。
どうしても自分で抜くことができないという場合は、皮膚科で先生に抜いてもらうという方法もあります。
芯が取れた後の魚の目のケア方法とは
上手く行けば痛みも出血もなく魚の目の芯を抜くことができます。しかし失敗すると、芯を抜いた拍子に血が出てしまうこともあるので注意しましょう。
魚の目の芯を抜いて血が出るのは、剥がす必要の無い皮膚を傷つけてしまった場合です。そもそも魚の目の芯は角質で血管は通っていませんから、上手く抜けば血が出るはずはありません。
もし血が出たなら、それは「皮膚をほじくりすぎた」「ピンセットで皮膚を切った」などの原因によるものです。言ってみれば単なる怪我なので、雑菌が入らないように消毒して絆創膏を貼っておきましょう。
魚の目の芯を抜いた後には、「皮膚に穴が空いてしまった」ということを気にする方も多いようです。確かに、もともと芯があった部分にはポッカリと穴が空いてしまうケースがほとんどです。
しかし魚の目の治療後に穴が空くのは当たり前なので、それ自体を過度に心配する必要はありません。ちゃんと芯が取り切れてさえいれば、その穴は新陳代謝の力によって自然治癒します。
ただし、空いた穴をそのまま放置するのは危険です。痛みが無かったとしても、魚の目の治療痕はあくまで「傷口」なので、そのまま放置していると雑菌が入る恐れがあります。
雑菌の影響でウイルス性イボができたり化膿したりというケースも考えられますので、穴がふさがるまでは消毒や絆創膏でのケアを忘れないようにしましょう。
魚の目に芯が無い場合は?
最初に断言しておくと、魚の目には必ず芯があります。
皮膚の表面からは見えないこともありますが、市販薬を使って皮膚を柔らかくすると奥深くに潜む芯が徐々に見えてくるはずです。それでも絶対に芯が見えないというなら、それは魚の目ではない「別の症状」の可能性も考えられるでしょう。
ここでは、魚の目に芯が無い場合の対処法について解説します。それが魚の目ではなかった場合、原因や治療法が変わる可能性もありますので注意しましょう。
原因1.芯が隠れて見えないだけ
魚の目には必ず芯がありますが、芯が皮膚の表面から必ず見えるとは限りません。芯が皮膚の奥深くに隠れている場合は、魚の目というよりもイボやタコのように見えることがあります。
しかし、どんなに深くとも芯がある以上はそれを取り除かなければ魚の目は治りません。芯が見えない場合はスピール膏やウオノメコロリなどの市販薬を使い、皮膚を柔らかくしてみましょう。皮膚の表面が柔らかくなると、その下に潜んでいた芯が見えてくる場合があります。
芯が深すぎて取れないという場合は、皮膚科を受診してください。自分で取るのも不可能ではありませんが、あまり深い場所にある芯は神経に触れている可能性があるので危険が伴います。
原因2.タコ
魚の目によく似た症状として「タコ」があります。
足の裏だけでなく手などにもできることがある皮膚疾患です。
タコは魚の目と同じく、皮膚表面の角質が硬く厚く成長してできる症状です。
しかし、魚の目とは違って皮膚の内部には食い込まず、皮膚の表面を「膨らませる」形で発達します。
そのためタコには芯が無く、また魚の目のように痛みを感じることも稀です。
芯が無い分、タコは魚の目よりも治療しやすい症状です。
使うのは魚の目と同じ市販薬で、角質の表面を柔らかくして取り除くだけで簡単に治ります。
関連記事かかとの角質を綺麗にしたい!原因や人気の角質ケア商品を一挙に紹介
魚の目やタコを刃物で削り取る危険性
昔から、魚の目やタコの治療に刃物を使う人が後を絶ちません。カッターやカミソリを使って魚の目を削り取る治療に全く効果が無いとは言いませんが、かなり危険度が高いため絶対にオススメはできません。
まず、無理に削り取ろうとすると皮膚に雑菌が入る恐れがあります。サリチル酸を含んだ市販薬を使っていれば雑菌の発生はある程度防げますが、薬のサポート無しに削るなんて皮膚に雑菌を送り込んでいるようなものです。
皮膚の内部が菌に感染した場合、魚の目が治るどころか傷口が化膿したり、ウイルス性イボができてしまうかもしれません。また、魚の目を削っているつもりが誤ってウイルス性イボを削っていたというケースも報告されています。
ウイルス性イボを削ると、潜んでいたウイルスがばら撒かれてしまうため、体のあちこちにイボが広がってしまう可能性があります。症状が悪化する恐れがありますので、決して下手に手を出してはいけない症状なのです。
以上のことから、刃物を使った魚の目の除去はリスクの高い方法であるといえます。しかも、刃物で魚の目の芯を完全に取り除くことは困難で、この方法はリスクが高い割に成功率が低いのです。
魚の目に対して様々な治療法が確立されている現代、わざわざ刃物を使うことは決して賢明とはいえません。
魚の目が人にうつる可能性はある?
結論から言えば、魚の目が人にうつることは絶対にありません。
魚の目は「靴のサイズが合わない」などの原因で角質が異常発達したものなので、人に感染しようがないからです。誰かにうつるのではないかと心配していた方は、ひとまずご安心ください。
もしも誰かにうつったのだとすれば、それは魚の目ではなく「ウイルス性イボ」の可能性が高いとみられます。ウイルス性イボは魚の目と勘違いされることが多い症状ですが、魚の目とは違ってウイルスの感染を原因としているため人にうつります。
自分と同時期に周囲の人が魚の目に悩まされ始めたら、念のために症状を以下のページで確認してみましょう。
関連記事ウイルス性イボができる原因と感染経路や治療法を徹底リサーチ!
ウイルス性イボのなかには見た目が魚の目にそっくりなタイプがあるため、もしかするとアナタも勘違いしているかもしれません。
魚の目の再発を防ぐためにできることはある?
魚の目はとても再発の確率が高い症状です。治療したと思っても、またしばらくすると同じ場所に魚の目ができることがあります。再発を防ぐために、魚の目が治ったあとも油断せずに再発防止策をとるようにしましょう。
魚の目の再発を予防するのに最も効果的なのは、「自分に合った靴を履く」ことです。現代人の魚の目は、靴のサイズや形が合っていないことで起こりやすいと言われています。靴が足の形に合っていないせいで、変な場所に負担がかかってしまうというわけです。
靴のサイズをピッタリ合わせるだけでも、魚の目の予防には大きな効果を発揮します。もともと足への負担が大きいハイヒールなどを履いている方は、プライベートだけでも楽な靴に履き替えて足を休ませてあげましょう。
靴がピッタリなのに魚の目ができてしまうという方は、そもそも歩き方がおかしい可能性があります。無意識に傾いて歩いたり、足を引きずるようにして歩く方などは、足に負担がかかりやすいため魚の目ができやすくなります。
姿勢よく真っ直ぐ歩くように矯正すれば、魚の目ができるリスクを減らすことに繋がるはずです。
魚の目を防止できるアイテムがある!
それでは最後に、慢性的な魚の目に悩まされている方のための魚の目の予防グッズをご紹介します。
これらの製品は魚の目を予防するだけでなく、すでにできてしまった魚の目を保護する役割も持っているため、魚の目の痛みにお悩みの方にもオススメです。靴のサイズ見直しや歩き方の改善をもってしても魚の目が減らないという方は、ぜひこちらの製品を活用してみてください。
ドクターショール 靴ずれ・まめ保護ジェルパッド
上記でご紹介した市販薬「ジェルコーンリムーバー」と同じドクターショール社が製造している足の保護パッドです。靴を履くときに足に挟むジェルパッドで、靴の摩擦や衝撃から足を守ってくれます。
一応、商品名には「靴ずれ・まめ保護」とありますが、魚の目の保護用に使う方も多い製品です。このジェルパッドは2層構造になっており、表面の「シールド層」が摩擦から足を守ってくれます。
その下にあるジェル構造の層はクッション性に優れているため、足を衝撃から守る働きを担います。魚の目は一点に長い間刺激が集中することで発生するため、このジェルパッドで足への刺激を分散することはかなり有効だと考えられます。
靴ずれ・まめ保護ジェルパッドは「足指用」と「かかと用」の2種類が発売されているので、特に気になる部分に使うと良いでしょう。もちろん、すでに魚の目ができてしまっている場合の保護パッドとして使うことも可能です。
綿混サラリ洗える足まめパッド
綿混サラリ洗える足まめパッドは、ネットショップなどでかなり評判の良い製品です。
つま先の部分に履く靴下といった感じのシンプルなデザインですが、実際に使った人からは「魚の目が痛みにくい」「歩きやすい」といったレビューが寄せられています。
実はこの製品、足底に厚さ5㎜の特殊な繊維層を用いており、歩くときの衝撃を吸収してくれるので足裏にできた魚の目が痛みにくくなります。
さらに指先が一本づつ分かれた設計になっているので、指の間にできた魚の目もしっかりと保護してくれるのです。何度も洗って使えるので、慢性的な魚の目に悩まされているという方には経済的にもオススメの保護グッズです。
つま先に履けるデザインなので、綿混サラリ洗える足まめパッドを履いた上から靴を履いても問題ありません。スニーカーのようなタイプの靴ならまず見えませんし、ベージュタイプを選べばハイヒールなどの靴でも目立ちにくいので普段使いが可能です。