加齢によって発生するイボをケアするために「ツブナイトK」を使っている方も多いようです。
ツブナイトKは塗るだけで角質粒や老人性イボの症状改善に役立つイボケア用品で、パックタイプとゲルタイプに関しては医薬部外品にも指定されています。
今回は、そんなツブナイトKの特徴やメカニズムについて詳しく調査してみました。
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ツブナイトKってどんな商品?
ツブナイトKは、首元などにできるポツポツを改善するために開発されたクリームです。
ポツポツの原因はいくつか考えられますが、痛みや赤みが生じていないものの多くは「角質粒」「老人性イボ」などと呼ばれる皮膚疾患の可能性が高いとされています。
角質粒はざっくり言うと「古い角質の塊」なので、病院に行かなくてもツブナイトKのようなケア用品を使うことで治療できることがあります。
ツブナイトKは「医薬部外品」に指定されており、一般的に「イボケア化粧品」と呼ばれるものとは違います。
薬事法上、医薬部外品は「効果・効能に有効な成分が一定の濃度で配合されているもの」と厚生労働省に定められているため、単なる「化粧品」に分類されている製品よりも高い効果が期待できるのです。
治療というよりは症状の防止や衛生を目的としたものですが、ツブナイトKを塗ることで角質粒や老人性イボを解消できる可能性は充分にあるといえるでしょう。
ツブナイトKはどうして角質粒に効果を発揮するの?
理由その1:ターンオーバーを活性化させる
ツブナイトKには、肌のターンオーバーを活性化させる成分がたっぷりと含まれています。
そもそも角質粒や老人性イボは「ターンオーバーの乱れ」が原因で発生するため、ターンオーバーのサイクルを元通りにすることで症状を改善できることも多いからです。
ツブナイトKに配合されているなかでも、特筆すべきは「杏仁エキス」「ヨクイニンエキス」の2種類です。
どちらも肌のターンオーバーを促進する効果が高いとされている天然由来の成分で、昔からイボ治療用の漢方薬としても珍重されてきました。
杏仁エキスやヨクイニンエキスが新しい角質の生成を手助けすることで、古い角質の塊が自然と排出されていきます。
理由その2:保湿効果が高い
ツブナイトKには、保湿性の高い成分がいくつも含まれています。
わずか1gで6リットルもの水分を吸収する「ヒアルロン酸」や、収れん作用も併せ持つ「アロエエキス」などは特に効果的ですね。
実は、角質粒や老人性イボは肌の乾燥によって発生することも多く、肌の水分量をしっかりと保つことで改善されるケースも多いのです。
ポツポツが多い部分にツブナイトKを塗っておけば肌の新陳代謝力が高まり、自然と角質粒のケアを行うことができます。
理由その3:浸透力が高い
ツブナイトKのウリのひとつが浸透力の高さです。どれだけ美容成分が多く配合されたクリームでも皮膚に浸透しなければ何の意味もありませんよね。
その点、ツブナイトKは肌にしっかりと留まって頑固な角質粒にも浸透していくので効率的なケアが可能です。
特に、パックタイプのツブナイトKは長時間かけてじわじわ染み込んでいくので高い浸透効果が期待できます。
寝ている間に使用することもできるので、ケアに時間を取られることもなく非常に便利です。
薬用ツブナイトKは3種類ある!
実は、ツブナイトKと名のつく製品には3つのタイプが存在します。有効成分の量や種類だけでなく、それぞれ使い方や使用感が異なるので好みに合わせてお選びください。
ここでは、3タイプのツブナイトKの特徴・成分・使い方などを簡単にご説明しておきます。
パックタイプ
3タイプのツブナイトKのなかで最も人気があるのがパックタイプです。
杏仁エキスやヨクイニンエキスがたっぷり配合された濃密なクリームが、塗ってから乾くとそのままパックになります。
表面はパリパリに固まったように見えますが、内側では有効成分をじわじわと浸透させつつ、肌を乾燥から守ってくれています。
使用する直前には、洗顔か入浴を行って患部の汚れを落としておくことをオススメします。
肌の水気をしっかりとふき取ってから気になる部分にクリームを塗り、10分~20分ほど放置すると乾いてパック状に変質します。成分が浸透するまでしばらく放置したら、あとはゆっくりとはがすだけでケア完了です。
オイルタイプ
3タイプのうち、成分に最も大きな違いがみられるのがオイルタイプです。
成分の大部分が「アンズ核油」「ハトムギ油」などのオイルで構成されており、一般のスキンケアオイルと同じように使用することができます。
他のタイプに比べると配合されている美容成分こそ少ないものの、「アンズ核油」「ハトムギ油」の中に肝心の「杏仁エキス」「ハトムギエキス」が含まれているので一定の効果が期待できます。
肌に皮脂汚れがあると浸透しにくくなるので、できれば入浴後の使用がオススメです。適量のオイルを手にとり、マッサージするようにやさしく馴染ませていくだけで角質粒をケアすることができます。
使用感は一般のスキンケアオイルと同じなので、日頃からオイルケアを行っている方なら使いやすいと思います。
ただし3タイプのなかで唯一、オイルタイプだけは医薬部外品ではなく「化粧品」に分類されていることに留意しましょう。
ゲルタイプ
角質粒・老人性イボの数が多い方にオススメなのがゲルタイプのツブナイトKです。
ゲルタイプはパックタイプとよく似た成分配合量になっていますが、内容量が100gも入っているので全身にくまなく使えます。
パックタイプと違い、剥がしたり拭いたりする手間もかからないので長時間に渡って保湿効果を発揮するのも魅力です。
使い方は簡単で、入浴後などの肌が綺麗なタイミングで気になる部分にゲルを塗るだけです。
ポツポツ部分だけに集中的な塗り方をするより、ポツポツが集中している部分を全体的にカバーするような塗り方をしたほうが効果的です。
ゲルタイプのツブナイトKは肌全体のターンオーバーを促進し、若々しい肌を取り戻すために一役買ってくれるでしょう。
ツブナイトKに配合されている主な成分
杏仁エキス
3タイプのツブナイトKのうち、パックタイプとオイルタイプに含まれている成分です。
杏仁エキスはアンズの種子から抽出され、イボの改善に効果的な漢方薬として昔から大切にされてきました。
杏仁エキスには別名「若さの脂肪酸」とも呼ばれる「パルミトレイン酸」が含まれています。
その他、皮膚の乾燥や老化を防ぐ「リノール酸」、なめらかな肌を維持する「ステアリン酸」、高い保湿効果を持つ「オレイン酸」などなど…
杏仁エキスに含まれる良質な脂肪酸の数々は、老人性イボができにくい肌を維持するために役立ちます。
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ハトムギエキス
3タイプのツブナイトK全てに配合されている成分です。
ヨクイニンエキスはイネ科植物のハトムギの種子から抽出された成分で、肌の調子を整える効果が高いことで知られています。
ヨクイニンエキスには肌のターンオーバー促進の効果があり、老化によって鈍った肌の新陳代謝の手助けをしてくれます。
ターンオーバーが鈍った肌には老人性イボや角質粒ができやすくなるのですが、逆にターンオーバーのサイクルを正常化すれば肌は若々しく蘇ります。
イボケアにとっては非常に効果が高い成分なので、ツブナイトK以外のイボケア化粧品にも配合されていることが多い重要な成分です。
関連記事老人性イボにヨクイニンが効果的!副作用や市販薬の売れ筋商品を紹介
プラセンタエキス
3タイプのツブナイトKのうち、パックタイプとゲルタイプに配合されている成分です。
プラセンタとは羊・馬・豚などの胎盤から抽出される成分で、非常に栄養価が高いことで知られています。
最近ではターンオーバーのサイクルを正常化する効果があることも確認され、イボケア用品にも配合されるようになりました。
その他、肌のキメを細かくしたり毛穴を引き締める効果などもあるため、老人性イボをケアしながら肌全体の調子を整えてくれます。
ツブナイトKのネット上での口コミは?
ツブナイトKは厚生労働省に医薬部外品として認可されているケア用品です。
しかしあくまで「効果・効能に有効な成分が一定の濃度で配合されているもの」として認可されているのであって「絶対にイボを治せる」というわけではありません。
効果には個人差があるため、使い始めてすぐに効果を実感できた人もいれば、1本使い切っても何ら変化を感じなかったという人もいるようです。
そこで今回は、ツブナイトKを実際に使用した方々の声を集めてみました。良い口コミだけでなく悪い口コミも集計してみましたので、これからツブナイトKを試したいという方はぜひ参考にしてみてください。
主な良い口コミの内容
いろいろ試してみましたが、これが一番効きました。
首とアゴの境目あたりにあった2つのイボがかなり小さくなりました。
完全に消えるまでにはもうしばらくかかりそうですが、このまま使い続けてみます。
(40代女性)
肌が荒れると全体的にツブツブができることがあり、そのケアのためにツブナイトKを購入しました。
ゲルタイプのものを買ったので、気になるところ全体にたっぷり塗っても足りなくなることがなくてよかったです。
2~3回ほど使ったあたりから肌がなめらかになり、ツブツブはほとんどなくなってしまいました。
(30代女性)
目の近くに角質粒?みたいなものができてしまって、薬局でオススメされたこの商品を使ってみました。
肌なじみが良く、変なにおいも無いので使いやすかったことと、値段もそれほど高くなかったところで高評価。
また、2ヵ月くらい経つと角質粒らしきイボも小さくなってきたので効果はあると思います。
(40代女性)
主な悪い口コミの内容
角質粒にいいって聞いてたので使ってみたんですが…ぶっちゃけあんまり変化しませんでした。
1週間つかっても2週間つかっても効果が出ず、結局1本全部つかいきる前にあきらめてしまいました。
医薬部外品ということで期待してたんですが、それほど即効性のあるものではないようです。
(40代女性)
お風呂上りに首イボに塗ってます。でも今のところ治る気配はないですね。
塗り心地は悪くないんですが、単なるスキンケア用品なら他にもイイものがありそうだし、別にコレじゃなくてもよかったかな。
良い口コミもけっこうあるみたいだし、効果に個人差があるのかな?それともまだ1ヵ月目だし、もうしばらく使うべき?
(20代女性)
デコルテにイボ?ほくろ?みたいなものができちゃって、Amazonで評価の高かったツブナイトKを使ってみました。
でも届いた商品の説明書を見てみると、効能効果に「老人性イボにきく」なんて書いてなくて不安に…
案の定というか、1週間たってもデコルテのイボに大した効果はみられませんでした。残念。
(50代女性)
悪い口コミに書いてあることって本当?
ツブナイトKの口コミを調べてみると、良い口コミと同じくらい悪い口コミも見つかりました。
厚生労働省に認められた医薬部外品とはいっても、やはり賛否両論わかれるものなんですね。
もちろん症状の程度によっては病院に行かなければ治らないレベルのものもありますので、「治らなかった」という悪い評価は決してウソではないのでしょう。
しかし、ネット上に書き込まれた悪い評価をすべて鵜呑みにする必要はないと思います。なぜなら、ツブナイトKの悪い評価のなかには「そもそも使い方が間違っている人」の書き込みも少なくないからです。
意外に多かったのが「使用期間が短すぎる」というパターンです。
「1週間使ってみた」と書かれた口コミが何件もありましたが、そもそも角質粒や老人性イボは1週間そこらで治るものではありません。
角質粒などの皮膚疾患は、人体にもともと備わっているターンオーバーの力を利用して治すため、どうしても時間がかかってしまうものなのです。
つまり「3ヵ月使っても効果がなかった」というならまだしも、「1週間使っても効果がなかった」というのは当たり前の話です。
個人差はありますが、ツブナイトKを使ってから効果が出るまでには最低でも1~2ヵ月は様子を見ておいたほうがよいでしょう。
ツブナイトKの値段っていくらくらい?
ツブナイトKは、パックタイプ・オイルタイプ・ゲルタイプでそれぞれ値段が違います。
しかし3タイプとも一般的なイボケア化粧品よりも安めの値段なので気軽に試せます。
最もポピュラーなパックタイプは、税抜きで2.839円
内容量は30gと少なめですが、それほど大量に使うものでもないので1ヵ月くらいは持つでしょう。
ただし首回り全体やデコルテなど広範囲に使うとすぐになくなってしまうので、イボの範囲が広い方が使うとコスパが悪いです。
オイルタイプが税抜きで1.980円
内容量は30mlですが、オイルタイプは消費量が大きいのであまり長持ちはしません。
3つのうちオイルタイプだけは医薬部外品ではなく「化粧品」扱いの製品なので、たっぷり使いたいなら他社のスキンケアオイルを使っても良いと思います。
ゲルタイプが税抜きで2.980円
パックタイプと同じくらいの値段ですが、こちらは内容量が100g入りになっているのでたっぷり使えます。
イボが広範囲に広がっている方が使っても1ヵ月くらいは余裕で持ちますし、コスパの面では3タイプの中で最も優れているといえるでしょう。
ツブナイトKよりもオススメなイボケア化粧品は?
いろいろ調査してみた結果、ツブナイトKは角質粒や老人性イボのケアに効果的な医薬部外品であることがわかりました。
同じような効果を持つ類似品と比較してみても評価は高いですし、自宅で角質粒などを治したいという方は使ってみても良いのではないでしょうか。
ただ、角質粒をケアしたいならツブナイトK以外のイボケア化粧品もチェックしておくのがオススメです。
最近では肌のターンオーバーを促進する「杏仁エキス」や「ハトムギエキス」をたっぷりと配合したイボケア化粧品がいくつも開発されていますし、手軽に使えて効果も高いと評判です。
なかには「艶つや習慣+」や「クリアポロン」のように、累計数十万個を売り上げている大ヒット商品もあります。
当サイトでは、ツブナイトKよりもオススメのイボケア化粧品についてのランキングもご用意しています。
初めて使う方でもイボケア化粧品の特徴がわかりやすいよう、各製品の解説ページへのリンクもありますので参考にしてみてくださいね。